従来の固定バランスは無負荷回転に於いて、アンバランス位置にアンバランス量に見合う錘を固定してバランスを取る事。しかし、現実は回転加工を実施すると、加工負荷変動が一定でなく、且つアンバランス位置が常時移動する為、アンバランスに見合う錘を反対側に装着してのバランス取は不可能で、取らないより取った方が少しでも良くなる程度でした。究極の加工においては、アンバランスになり加工面が粗くなると再度固定バランスを取り直しの繰り返しでした。現実、アンバランス位置が移動するのに、都度反対側に同等の錘を装着は不可能で有り得ない。
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